最近になって聞かれるようになった「デートDV」ですが、デート中に殴られでもすれば立派なDVだと感じるでしょうが、デートDVは直接的な暴力だけでなく精神的なDVも含まれます。
「DV」と「モラハラ」はいわば双子同士のように必ずセットになっているもの。
もし当てはまるようなら、いくら彼氏の事が好きだったとしてもその彼氏とは付き合い続けるべきではありませんが、見分けるにはどんなことをされるとデートDV(モラハラ)なのかを知っておく必要があります。
意外と気付かない彼からのモラハラ被害を食い止めるには、どんな行為がデートDV・モラハラなのかを知っておきましょう。
デートDVは10人に1人の割合で起こっている
まさか私がデートDVにあうなんて・・・そう思うでしょうが、実際には10人に1人の割合で起こっていますし、DV被害を受けているにもかかわらず、そのまま交際を続ける女性は何と半数以上の数に上っています。
DVは被害を受け続けるとすっかり環境に慣れきってしまい「彼には私がいないとダメなんだ」そんな使命感を感じるようになり、彼氏から離れられなくなる「共依存関係」になり、本人の意思では別れられなくなっていくとっても危険なものです。
デート中に何をされた・何を言われたかによって判断し、自分を客観的に見つめなおす必要があります。
すぐ感情的になる
デートDV・モラハラ男の特徴として、ついさっきまで楽しそうに笑ってたのに、3分後には怒り狂っているなんて珍しくありません。
怒りに我を忘れ暴言を吐き続け、静めるために彼女が悪くなくとも謝罪させるような男は、怒りの圧力で彼女をコントロールしようとする典型的なモラハラタイプ。
機嫌の良い時と悪い時の差が極端な人はDV・モラハラ男な可能性大です。

付き合う前は優しかった
モラハラ男は付き合う前はまるでお姫様扱いしますが、付き合いだした途端、今までとは全く違う顔を見せ始めます。
言動にも一貫性が無くなりますが、矛盾点を突くと「そんな事言ってない」「もう忘れた」そう言い逃れ、それでも追求しようとすれば暴言や暴力を振るってきます。
冗談半分で叩こうとしてくる
一見恋人同士のじゃれ合いのように感じますが、DV被害者の多くが暴力を振るうようになる前後、冗談半分で叩こう(殴ろう)としています。
たとえ冗談半分だったとしても、普通の彼氏は彼女の事を冗談半分でも叩いたり殴ろうとはしてきません。
彼女の携帯電話の履歴をチェックする
普通の彼氏は浮気を疑ってでもいない限り、ふたりの仲が上手くいっている彼女の携帯電話をチェックしたりはしません。
この場合浮気の心配はもちろんですが、彼に自信がないあまり彼女を囲い込みたいと思っているからこそ、彼女の人間関係にまで口出しし、社会から孤立させようとします。
彼女と他人の前では態度が違う
会社の上司や同僚・友達・知人の前では「カッコイイ自分」を演じていますが、彼女や親の前では自分勝手でわがままな本性を見せてきます。
これとは逆に、客に強く出れないコンビニやファミレスの店員など、サービス業に従事している従業員などに厳しい態度で接し、ミスを大げさに非難するような人もモラハラ男です。

セックスを強要してくる
いまいち気分が乗らない日や生理日だったとしてもセックスを強要したり、嫌がる彼女にAVや雑誌を見ろと強要、そして避妊せず性行為するなどのセックスの強要も立派なデートDVです。
この他にも、彼女が嫌がっているのに性行為中の写真や動画を撮るのも、デートDV。嫌がっているのに拝み倒してでも撮ろうとするのもいけません。
後々脅しの道具として使われたり、別れた後に「リベンジポルノ」としてネット流失の危険性があるので、写真は絶対に取らせないでください。
彼女が傷付くような発言をわざとする
「本当にブタみたいだな」「太ってるのに胸が無い」女性の体系についてあれこれ言う男は、たとえ彼氏だったとしても言葉で彼女を傷付けるのは、立派なDVです。
体系だけでなく「ブサイク」「のろま」「バカ」など、短い言葉であっても、彼女を傷付けるような言動をねちねち言ってくるようなら、それはDVですよ。
デート中彼がお金を出してくれない
付き合う前はちゃんとお金を出してくれていたのに、付き合いだした途端、デート費用は彼女持ちになり、立て替えておいてもお金を払ってくれないなど、お金を出し渋るようになるのも典型的なデートDVです。
「お前の為に付き合ってやったんだから、支払うのは当然」「立て替え分?そんなの覚えてない」など、言い逃れるばかりでお金を出そうとはしません。
気に入らない事があると徹底的に無視する
デート中に何か気に入らないことがあると、彼女の存在がまるで見えないかのように徹底的に無視します。
こうなるといくら時間が流れようと口を聞いてくれませんし、彼女の方が常に気を使うような状態なら、それこそデートDVです。
怒った後は優しいけど、すぐ元通り
すぐにキレたり怒りをぶつけてくるのに、その後ものすごく優しく接してきては「ごめんな、もうこんな事もう二度としないから」そんな言葉や花束などのプレゼントをくれます。
ところが次のデートの時にはピリピリ&イライラ。そしてまた再び彼の機嫌が悪くなる・・・この繰り返しなら、デートDVのサイクルにはまり込んでいる証拠です。
彼の言い分を信じたい気持ちは分かりますが、何度もこのサイクルを繰り返していると感覚が鈍くなっていくので要注意です。
おわりに
デートDVには「爆発期」「ラブラブ期」「イライラ期」のトライアングルのサイクルがあり、何度も繰り返していると感覚がマヒしていき、自らの力では抜け出す気力を失ってしまいます。
モラハラ男はすべての責任を押し付けるような発言を繰り返し、いつの間にか彼女を洗脳し「私がしっかりしていないから」「私がすべて悪いんだ」そんな罪悪感を植えつけててくるので要注意!
「私が受け入れればすべて上手くいく」そう感じるでしょうが、それでは彼女の心が壊れてしまいかねません。
彼から自分の提案がすべて拒否されるようになった、彼に対して自分が依存していると感じ始めたなら、別れを意識しつつフェードアウトしていくか、デートDV専門のNPOに助けを求めてくださいね。
この記事へのコメントはありません。