最初から遊びの関係だと割り切っている、彼を本気で好きになり計画的に妊娠したなど、ふたりの関係性によって妊娠した後の対応もおのずと変わってきます。
付き合っている頃ならまだしも、彼と別れた後に妊娠が発覚したとなるとよりややこしくなりそうですが、どんな風に解決すべきなのでしょうか?
まずは病院へ行き事実を確認する
生理予定日が来ても1~2ヶ月生理が来ないことをきっかけに、妊娠検査薬を使い妊娠の有無を確認するパターンが多いのではないかと思います。
確かに妊娠検査薬はひとつの基準にはなりますが、検査薬で陽性反応が出たからといって確実に妊娠しているとは言えませんし、きちんとした使い方をしないままでは正確な判定が出にくいものです。
妊娠検査薬は生理予定日から1週間後、十分な量の尿をかける・浸す必要があるので、正しい方法で利用する必要がありますし、陽性が出たならなるべく早く産婦人科を受診し妊娠を確かめる必要があります。
検査薬で確認したから妊娠!と思い込み、すでに別れてしまった不倫相手に報告すれば、もし「妊娠していなかった場合」余計な混乱を引き起こし、最悪の場合過去の不倫が彼の家庭を壊してしまう可能性だってあることも、頭の片隅の片隅に置くべきです。
検査薬で陽性反応が出たら一刻も早く産婦人科へ、陰性な場合でも、元々生理周期がバラバラ、異常妊娠などの場合には正確な出にくいもの。
乳房が張る、眠気やイライラが続く、下腹部に違和感、吐き気やトイレの回数が多いなどの症状があるようなら、ひょっとしたら・・・も考えひとまず産婦人科の受診をオススメします。
元彼に連絡を取り真相を伝え話し合う
妊娠が確定したら、元彼に連絡を取り妊娠の事実を伝え話し合いをしなければなりません。
妊娠はひとりの女性を母親に変えますが、不倫の末別れ元彼の子供を妊娠している・・・そんな状況は、妊娠中の不安定な時期にはかなりつらい状況ですし、ひとりで抱え込めません。
元彼に家庭があればなおさら「私ひとりだけで決められるから」そう強がってしまい、ひとりで産む・産まないを決めようとしても、妊娠時の不安定な精神状態では、相手の職場や自宅へ押しかけたりと、より迷惑をかけてしまう可能性も・・・
不倫関係の末妊娠したとしても、まだ小さいながらも立派な人の命。ひとりで勝手にこれからの事を決めていいはずがありませんよね?
すでに別れた相手に連絡するのは勇気がいるでしょうし、もし逃げられたらどうしよう?そんな不安もあるでしょうが、必ず彼に伝え話し合いをしてください。
ただしここで「彼のせいで妊娠した」と一方的に責めてはいけません。お互い合意の上で交際しセックスし妊娠したのですから、この妊娠は「ふたりの問題」。
産む・産まないどちらを選択するにしても、絶対に後悔せぬよう対等な立場で話し合いを進めてください。
元不倫相手には話さず出産する
元不倫相手と連絡が取れる状態、取れない状態によって対応は変わってくるかと思いますが、女性によっては元不倫相手に連絡を取らず出産する女性もいます。
元彼が既婚者だからこそ、このまま付き合い続けも離婚してくれない・離婚できないからと泣く泣く別れた元彼で、元彼との子供が欲しいと心から思っているなら、出産し育てるのもひとつの選択です。
フランスでは結婚しているカップルも少ないですし、シングルマザーとして出産・子育てできる環境を整えたからこそ出生率も上昇していますが、日本ではまだまだシングルマザーが子供と共に生きていくには法整備が整っていない状況です。
結婚後出産すれば周囲はもろ手をあげて喜んでくれますが、不倫の末出産しシングルマザーとして生きていくとなると、家族や親戚・友達はまず歓迎しませんし親から勘当されることも・・・
元彼が好きで忘れられないから「愛の証」として赤ちゃんを産む!物語としては美談ですが、現実的にはひとりで出産・子育てをするのはかなり難しく、現在と同様の生活レベルを保てる人の方が少数なのが現実です。
子供は親がいないと育ちませんし、食事を食べさせるだけではなく教育も受けさせつつ、18~22年間は育てていくことも十分に考え判断する必要がある事も考慮しましょう。
産むと決めるまでにはかなり悩むでしょうが、子供が生きがいになると心の底から思える、周囲の協力が得られるかどうかもしっかりと考え、答えを出してください。
離婚後結婚してほしいと告白する
不倫関係な頃ならまだしもすでに相手と別れているなら「奥さんと離婚して私と結婚して」そんなセリフで結婚を迫るなんて難しい・・・そうためらってしまうと、迫ってくる中絶へのタイムリミットに焦りを感じるかと思います。
元彼と惹かれ合いながらも妻(夫)と別れられず別れていれば、彼の子を妊娠したことをきっかけに離婚へと大きくかたむき結婚できるパターンも考えられます。
元不倫関係にあった相手が妊娠・離婚してくれと言われても、相手の妻は絶対に納得してくれないでしょうし、慰謝料や彼の子供の養育費・財産分与など、離婚が決まったとしても問題は山積み。そう簡単に解決できません。
子供に父親が欲しいならそれ相応の痛みを受ける覚悟だけは持って、問題に当たらなければいけないことだけが理解してくださいね。
もし離婚できない場合でも、認知や養育費の問題だけはしっかりと話し合ってください。
中絶し心機一転やり直す
事情が事情だけに、ふたりの関係を知っている人から一番進められる方法は「中絶」し心機一転やり直す方法だと思います。
中絶には15万前後かかりますが、金額うんぬんの問題ではありません。中絶と簡単には言いますが、女性の繊細な身体に器具を入れるのは心身共にダメージも大きいですし、人によっては妊娠しにくくなる身体になりかねません。
ですが子供を育てながら生きていくのはかなり大変。子供には罪はありませんが、どうしても子供を育てられない事態なら、中絶も視野に入れ彼と話し合いを行い、費用面について話し合いをしてください。
デリケートな問題なので抵抗はあるかも知れませんが、できれば第三者(弁護士)を間にはさんで話し合いを重ねることをオススメします。
まとめ
別れた後に不倫相手の子供を妊娠するなんて・・・受け止め方によっては幸福にも不幸にもなり得る状況ですが、新たな命を生かすべきかどうかは「親」であるふたりだけの問題でもあります。
大変な問題ですが、逃げられる問題ではありませんから、大変な状況ではありますがしっかりと現実に向き合っていきましょう。
この記事へのコメントはありません。